夏の疲れが取れない。自分では気づきにくい「脳の疲れ」の話

夏の疲れの原因を考える人のイラスト。胃腸や塩分ではなく脳が疲れていることを示している

夏の疲れが取れない、というご相談を先日いただきました。

その方は、冷たいものの取りすぎでも、塩分不足でもありませんでした。
疲れの背景にあったのは、「脳の疲れ」でした。

一般的になかなか抜けない夏の疲れというと、まず思い浮かぶのは胃腸のことだと思います。
冷たい飲み物やアイスが増えて、お腹が冷える。食欲が落ちて、食事の量そのものが減っていく。
そして身体をつくる材料が足りない状態が続くと、休んでも疲れが抜けにくくなります。

あるいは、汗と一緒に出ていくミネラル。
水やお茶ばかりを飲んでいると、身体の中の濃度が薄まってしまうことがあります。

どちらも夏によくあるパターンですし、
お腹の冷えも、食欲の落ち方も、水分の取り過ぎも、自分でも思い当たりやすいです。

けれど、頭が痛いわけでも、考えられなくなるわけでもない。
ただ、なんとなく疲れが抜けない。
そんな脳の疲れは自分では気づきにくいのです。

この方はもともと胃腸の弱い方でしたので、まずそこを確認しました。
ところが今回は、胃腸ではありませんでした。
次にミネラルを確認しましたが、これも違いました。

思い当たるところが二つとも違ったので、もう少し細かく診ていきました。

当院ではウェルネスキネシオロジーという手法で学んだ「臓器反射ポイント」を使います。
身体のあちこちにある、内臓や器官と関連したポイントです。

順に確認していくと、視床下部と関連するポイントに反応が出ていました。
視床下部は、体温の調節や自律神経、ホルモンのバランスをまとめている場所です。

暑さの中で身体の温度を一定に保ち続けるために働きづめの状態になりますが、
自覚のない部分なので、気づきようがありません。

加えて、脳と関連のある経絡、任脈のバランスも崩れていました。
任脈は身体の前面の中心を通る流れで、キネシオロジーでは脳との関わりが深いとされています。

そのことをお伝えすると、「確かに最近考え事をすることが多い」と話してくれました。

外側の暑さと、内側の考え事。
その両方が重なって、脳が休まらない状態が続いていたことがうかがえます。

そこで、そのポイントを中心に、全体のバランスを整えていき、
施術のあとは、その方も「スッキリした」と話してくれました。

夏のなかなか抜けない疲れといっても、原因は人によって違います。
冷たいものの取りすぎが関係している方もいれば、ミネラルが足りていない方もいる。
今回のように、自分では気づきにくいところが影響していることもあります。

思い当たることを一通り気をつけても疲れが抜けないときは、
思い当たらないところに理由が隠れているのかもしれません。

当院では施術のたびに筋肉反射テストを使いながら、
身体全体の状態をチェックして整えていきます。

夏の疲れが続いてお困りの方は、ご来院下さい。