夏の冷え性― 刺さない鍼と温めのケアで芯から整える

冷房の効いた部屋でカーディガンを羽織る女性 ― 夏の隠れ冷えのイラス

最近の夏は気温が高く、冷えとは無縁のように思われがちです。
ですが実際には、冷房のきいた部屋で長く過ごしたり、
冷たい物ばかり欲しくなったりと、夏の暮らしは身体が冷える要素であふれています。

「夏でも手足が冷たい」「お腹がいつも冷えている気がする」

そんな声を、当院でもよくお聞きします。

運動不足やデスクワークで身体をあまり動かしていない方や、
体温調節を司る自律神経が乱れがちな方は、体温を保つのがなかなか大変です。

基礎代謝が落ちて、気がつけば平熱が35度台になっている方も少なくありません。

身体が冷えると、血流が悪くなってきます。
東洋医学では「気血」といって、氣のエネルギーと血液は一緒にめぐるものと考えます。
血流が悪いということは、氣のめぐりもとどこおっているということです。

冷えて血のめぐりが悪くなると、
肩こりや腰痛、だるさ、眠りの浅さなど、さまざまな不調につながっていきます。

対策としては、さっと羽織れるものを持ち歩く。
温かい飲み物でお腹を温める。お風呂はシャワーですませず、湯船につかってしっかり温まる。
こうしたことに気を配れば、たいていの冷えは乗り切れます。

ですが、セルフケアだけでは追いつかないほど不調が続いている方は、どうぞ当院にご相談ください。

当院では、痛みや不調の出ている場所だけでなく、
50分の時間をかけて全身をしっかり診ていきます。

冷えのように全身にかかわる不調こそ、
部分ではなく身体全体から整えていくことが大切です。

鍼施術で全身の氣のめぐりを整えていくと、

「身体がポカポカします」

と、施術の途中や終わったあとに言われることがよくあります。

加えて当院では、冷えへのケアの一つとして、
2025年12月から「ホットマグナー」という身体を温める機器を取り入れています。

導入のきっかけは、ちょっとした偶然でした。

昨年の暮れに、家族との会話で「お灸でお腹を温めたらすごく気持ちよかった」という話が出ました。

ちょうど同じ頃、鍼灸の世界では昔からよく知られているホットマグナーの話題が、別のところからも舞い込んできました。

こうした重なりが起きるときは、何かのタイミングなのかもしれない。
そんな直感に従って、導入を決めました。

ホットマグナーは、温熱と磁気の微振動で、身体を芯までじんわりと温めていく機器です。
温度はいくつかの段階に調整できます。

どの温度で、どのくらいの時間、身体のどこを温めるのがよいか。
「いつもの所をいつもの時間」ではなく、
その日のその方の身体が求めているところへ、求めているぶんだけ。
当院では施術のたびに行う筋肉反射テストで、身体に聞きながら選んでいきます。

温めのケアも、お一人おひとりに合わせて組み立てていきます。

当院の鍼は、先が丸く皮膚に刺さらない「てい鍼」です。
刺さない鍼に温めのケアが加わって、鍼が苦手な方や感覚が繊細な方にも、
より心地よく施術を受けていただけるようになりました。

実際に受けていただいた患者様からは、

「身体の芯から温まって、とても気持ちよかった」

「磁気の振動がじんわり伝わってきて、心地よかった」

といった、うれしい感想をいただいています。

冷えは、身体だけの問題ではありません。

心と身体はつながっていますから、身体が温まると、気持ちまでほっとゆるんでいきます。

身体は全体がつながっています。小さな冷えや不調が、大きな不調とつながっていることもあります。

当院では身体全体を、刺さない鍼とやさしい温もりで、丁寧に整えていきます。
小さなことでも、どうぞ気軽にご相談ください。