当院で鍼施術の際に、患者様の身体の状態を調べるために使っている方法のひとつが、
キネシオロジーの筋肉反射テストです。
「キネシオロジー」って聞き慣れない言葉ですよね。
ここで、当院で使っている筋肉反射テストについて、簡単にご紹介します。
「キネシオロジー」という言葉は、
ギリシャ語の「キネシオ(運動)」と英語の「オロジー(学問)」が組み合わさった言葉で、
もともとは『関節や筋肉の働きを科学的に研究する身体運動学』を指します。
医療関係者向けには「アプライドキネシオロジー(AK)」という分野があり、
アメリカのカイロプラクティック医ジョージ・グッドハートによって1964年に体系化されました。
そのAKから派生した一般向けの健康法やセラピー手法が、
世界中に何百種類も存在しているのです。
当院ではその中から学んだ手法を、
鍼施術に組み合わせて活用しています。
さて、ここからが本題です。
筋肉反射テストのやり方はとてもシンプルで、
お客様の腕を軽く押さえながら、
いろいろな質問や刺激に対する筋肉の反応の違いを見ていきます。

身体に合うもの・必要なものには筋肉がしっかり力を保ち、
身体に合わないもの・ストレスになっているものには、力がふっと抜けるような反応が出ます。
普段は意識していなくても、身体はちゃんと知っているのです。
頭では「歩きすぎて身体に負担を掛けすぎたせいかな」と思っていても、
身体は「本当の原因はこっちだよ」と教えてくれたりします。
この反応を手がかりに、たとえばこんなことを調べていきます。
・経絡のエネルギーバランスのチェック
14本ある経絡のどこに滞りがあるのか、どこが弱っているのかを身体に聴きながら確認していきます。
・五行の観点から、身体の不調に関連するストレスを探る
東洋医学の五行(木・火・土・金・水)には、それぞれ対応する感情があります。
今の不調にどんな感情のストレスが関係しているかを紐解いていきます。
・身体に合う食べ物・必要な栄養を聴く
今の身体が何を求めているか、何が負担になっているかを調べます。
・過去の出来事と今の身体の関係を探る
昔のケガや出来事が、思いがけず今の不調に影響していることもあります。
「鍼って身体のツボを刺激するもの」というイメージがあると思いますが、
そのツボを選ぶ前段階で、身体に「今いちばん必要なところはどこ?」と聴いていくことができるのです。
そうすることで、表面的な症状だけでなく、
その奥に隠れている本当の原因にもアプローチしやすくなります。
不思議に思われるかもしれませんが、実際にやってみると、
症状について身体は驚くほど正直に答えを返してくれます。
ぜひ鍼施術の際に、ご自身の身体の声を聴く体験をしてみてください。
