
当院では施術のたびに筋肉反射テストを使いながら、身体全体の状態をチェックしていきます。
すると、東洋医学でいう「脾(ひ)」に反応が出る方が多いように感じます。
東洋医学の「脾」は、西洋医学でいう「膵臓(すいぞう)」の働きとも関わりが深いと言われています。
私は、多くの方に「脾」に反応が出やすいのは、
食べ過ぎが関係しているのではないかと考えています。
現代は食べ物がいつでも手に入りつい食べすぎてしまう。
甘いものや脂っこいものも身近にあります。
そうした食生活は、消化に関わる臓器に負担をかけやすい。
だから「脾」のツボに反応が出やすいのではないか。
そう私は推測しています。
そして、ある健康セミナーの話を聞いていて、
ビックリすることがありました。
それは、
膵臓が分泌する「インスリンを分解する酵素」は、
認知症に関わるとされる「アミロイドβ」という物質を分解する酵素でもある、
という内容です。
ここで、膵臓について少し触れておきます。
膵臓は、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンを分泌する臓器です。
私たちの体の中には、
役目を終えたインスリンを分解する「インスリン分解酵素」という酵素があります。
この酵素が、実はインスリンを分解するだけではないというのです。
アルツハイマー型認知症の原因物質とされる「アミロイドβ」。
この物質を分解する役目も、同じ酵素が担っている、という話でした。
一つの酵素が、血糖の後始末と、認知症に関わる物質のお掃除。
その両方を引き受けている。
これには、とても驚きました。
つまり、食べすぎなどでインスリンがたくさん出続けると、
酵素はインスリンの処理に追われてしまう。
すると、アミロイドβの分解にまで手が回りにくくなる。
そんな話でした。
気になって、あとでインターネットで調べてみると、
確かに同じような内容が、いくつも出てきます。
糖尿病と認知症のつながりについて解説している医療機関や研究の情報も見つかりました。
これは当院にお越しのお客様にもぜひ知っておいてほしい話だと思い、
こうしてご紹介することにしました。
だからこそ、日頃から食事の仕方や身体をいたわる生活が大切だと考えています。
食べすぎに気をつける。
よく噛んで食べる。
こうした基本に加えて、
私がおすすめしたいセルフケアがあります。
当院で鍼施術に取り入れているタッチフォーヘルスという手技のなかに、
「脾(膵臓)」に関わる働きをととのえるエクササイズがあります。
やり方はとても簡単で、左脇腹のポイントを刺激する方法です。
ご家庭でどなたでもできます。

下の動画で紹介していますので、よかったら一緒にやってみてください。
日々の暮らしのなかで自分の身体をいたわる習慣のひとつとして、気軽に取り入れていただけたらと思います。
当院では、こうした身体全体のつながりを大切にしながら、刺さない鍼「てい鍼」で施術を行っています。
「なんとなく調子が出ない」「あちこち不調が気になる」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
