夏は塩分が必要。でも過剰だと動悸につながる!?

汗をかく夏場は、水分と共に塩分をとるのも重要です。

しかし、その塩分がかえって身体のバランスを崩す原因だった、
という話しをシェアしますね。

股関節痛で通院されているWさん。

先日、携帯の機種変更が長引いて、
お店に5時間以上滞在したら、
その後から動悸がでてきたそう。

「疲れたのかなぁ~」とのことですが、
いつもは動悸の症状がないので、
何が原因なのかチェックしました。

当院では米国のカイロプラクター、
ジョンシー博士が創られたタッチフォーヘルスの、
「筋反射テスト」を使って、
身体のエネルギー状態を調べます。

すると、
【塩分の過剰】だと分かりました。

確認のため、
「食塩」を手に持ってもらい、
筋反射テストをすると、
指標筋が弱くなりました。
身体は「塩がストレス」だと反応した訳です。
 
医学的にも塩分を取り過ぎると、
高血圧の原因になったりして、
心臓に影響が出るので納得です。

筋反射テストは原因を探すのに使えますが、
調整方法を見つけるのにも使えるので、
色々調べていくと、
「カリウムが豊富な食べ物の摂取」
が最適だとわかりました。

なるほど。
身体の中で過剰な塩分は、
カリウムと結びつけて体外に排出できます。

さらに、
カリウムが豊富な食品リストの中から、
最適な物を選んでいくと、
「ニンジンジュース」
が良いことがわかりました。

ニンジンジュースを続けて飲むことをアドバイスして、
いつもの股関節の調整をして施術終了。

次の来院時にお聞きすると、
動悸はしなくなったそうです!

良かったです。

身体の健康を保つには、
身体をマッサージしたり、
鍼灸で経絡を調整したりするだけでは、
バランスが回復しないことってあるのです。

この施術で思い出しのは、
昔、寝たきりの方の往診リハビリをしていたときのことです。
(まだタッチフォーヘルスを習っていない頃でした。)

高齢者が寝たりになると身体を動かさないので、
筋力が衰えたり関節が固まってきたりします。

そこで、補助して関節を動かしてあげたり、
体を動かして筋力をつけるのがリハビリです。

そうすると、
元気になっていく患者さんがいる一方で、
いくらリハビリをしても、
状態が変わらない患者さんがいました。

その状態が変わらない患者さんが、
あるとき、往診の医師から処方された、
飲む点滴のような物を飲み始めたら、
急速に回復していって、
あっという間に自力でトイレに行けるまでになりました。

この患者さんには、
リハビリで体を動かすよりも、
【食事による栄養アプローチ】
が有効だったのです。

タッチフォーヘルスを作ったジョンシー博士は、
人が健康であるためには、
・心=知的・精神面
・体=解剖学的構造面
・食=生化学・環境面
の3つの側面のバランスを取ること、
つまり「健康の三角形」が重要
だと言っています。

まさに、このことを表している例でした。
こういった経験から、
当院の施術では、
タッチフォーヘルスの健康の三角形の観点で、
患者さんを診ています。

痛みやつらさで苦しんでいる患者さんが、
早くそのつらさから解放されるように、
何が最適な方法なのか見極めることを、
心がけて日々施術しています。